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立つ鳥跡を濁さず

引き継ぎをしっかり行いましょう

10/09/2017

介護施設から退職する場合、他の会社を辞める時と同じように手順を踏む事が大切です。
法的には最低でも退職日の二週間前に上司に辞める旨を伝える必要があります。施設によっては、上司がつかまらない場所もあるので、そうした際は電話を入れるか紙面で辞める旨を伝えると良いでしょう。もちろん上司に伝えた後は、これまでお世話になったスタッフに口頭で辞める事を伝える事が大切です。
また介護施設から退職する場合、接してきた利用者の人たちに一人一人挨拶して別れたいと思うのが人情ですが、施設によってはそうした行為が利用者の人たちに辛い思いをさせる事もあるため禁止しているところもあるようなので注意が必要になります。利用者の中には、自分の家に帰りたいけれど24時間施設で暮らしている人もいるため、人との別れに対して過敏に寂しさを感じたり、憤りを覚える人も少なくないようです。
また認知症の患者さんは、状況を良く認識できないため、余計な混乱を引き起こしてしまう事もあるので気をつけましょう。利用者の人たちに挨拶する場合は、まずは上司の判断を仰ぐ事が大切です。
他にも、介護施設を辞める場合気を付けたいのが引継ぎの問題です。もし自分にだけ任されている仕事や自分だけ気付いていて行なっていた仕事がある場合、適切に誰かに伝えておかなければその後に問題が発生してしまうの可能性があります。介護の施設はいつも忙しく、また利用者の人たちの健康に留意する必要がある職場のため、混乱を生み出さないようにきちんとした引継ぎを済ませておく必要があるのです。